耐震天井TEC工法とは

1・概要

1)時代のニーズ

自然災害において建物は、外観上被害が少ない場合でも内装における天井の崩壊により、被害が問題化している。

この災害(被害)に対し、国土交通省も非構造部材である「鋼製下地」工法の耐震化を進めている。

本協会は、天井耐震化システムを研究開発し、耐震天井「TEC工法」を主力とし、天井耐震化の普及のために必要な共同作業を行います。

2)耐震天井「TEC工法」の工法説明

軽量鉄骨天井下地を構成する部材を大幅に見直すと同時に固定金物、耐震ハンガー、ブレース補強金物等の取り付け方にもこだわることによって、開発された地震による天井崩落を防止する天井耐震化システムです。

◎野縁受けには在来のC型野縁受けから角パイプに変更する
◎野縁受け芯と吊りボルト芯を合わせた耐震ハンガーを使用する
◎ブレースの設置にも同サイズの角パイプを使用して、野縁受けとブレースを同軸上に設置する
◎ブレースにブレース補強金物(ハット型金物)を取り付ける

以上の天井耐震化システムにより強度アップを図り、水平許容耐力9000Nを確保している

ビューローベリタスジャパン(株)による建築技術性能証明を取得
2016年10月13日

2・社会性

1)20㎏/㎡を超える天井(仕上げ材を含む)や吊りボルト長さ3mを越える天井の耐震化に対応できる
2)専用足場材によって天井内の点検等の作業が行なえる為、法律で規定された年1回の報告義務での点検やメンテナンスも容易できる

3・機能性

1)TEC工法は、天井ユニットの許容耐力を高めることにより既住の天井下地の工法と比較してブレースの組数を少なくできる
2)天井面構成部材は、専用金物を用いて相互に緊結することにより、建築物のゆれに近づけることが可能になり、地震発生時の天井下地材の脱落・損傷を防止できる

4・経済性

1)TEC工法の野縁は、在来のJIS規格品を使用している
2)専用金物の種類は、既住耐震天井下地に比べて少ない
3)専用足場板を使用することで、点検通路の設置が省略できる

5・TEC工法 耐震天井軽量鉄骨下地標準

1)耐震天井イメージ図

2)耐震天井平面・断面詳細図